AI文字起こしの音声データはAI学習に使われる?Notta・Rimo・AiNoteを比較
会議や打ち合わせの録音をAI文字起こしツールに読み込ませるとき、少し気になりませんか?
「録音した音声はAIの学習に使われるの?」
「仕事の会話や社内情報が外部に漏れる心配はない?」
「無料プランと有料プランで違いはある?」
AI文字起こしは、議事録作成の手間を減らせる便利なサービスです。ただし、仕事で利用するなら、文字起こしの精度や料金だけでなく、録音データがどのように扱われるのかも確認しておきたいところです。
実は、AI文字起こしサービスによって、音声データをAI学習に利用する方針は異なります。
この記事では、Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNoteの3サービスについて、公式情報をもとに比較します。
仕事の音声を安心して扱うために、利用前に確認しておきたいポイントを整理していきましょう。
AI文字起こしの音声データはAI学習に使われる?
まず知っておきたいのは、AI文字起こしサービスに録音データを送ったからといって、すべてのサービスで同じ扱いになるわけではないということです。
サービスによっては、音声認識の精度を高める目的で、音声データや文字起こし結果の一部をAI学習に利用する場合があります。
一方で、利用者のデータをAIモデルの学習に使わない方針を明示しているサービスもあります。
ここで注意したいのが、AI学習に使われないことと、データが保存されないことは別の問題だという点です。
例えば、AI学習には利用しなくても、文字起こし結果や録音データをサービス上に保存する場合があります。
そのため、仕事で利用する場合は、次の2点を分けて確認することが大切です。
☑ 音声データや文字起こし結果がAI学習に利用されるか
☑ 録音データや文字起こし結果がどのくらい保存されるか
では、実際に3つのサービスを見ていきましょう。
Notta・Rimo Voice・AiNoteのAI学習方針を比較
今回比較するのは、Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNoteです。
それぞれ公式ヘルプや公式サイトで公開されている情報を確認しました。
| サービス | AI学習への利用 | データ保管など |
|---|---|---|
| Notta | 音声認識では学習に利用される場合がある | AI学習なしの環境も提供 |
| Rimo Voice | 全プランでAI学習なし | プランによって保管期間が異なる |
| LINE WORKS AiNote | 無料プランは学習利用あり。有料プランは学習利用なし | プランによって保管期間が異なる |
※2026年10月時点の公式情報をもとに整理しています。プランや契約条件によって異なる場合があります。
Notta:音声認識のAI学習に注意
Nottaでは、音声認識エンジンを提供する国内の第三者パートナー企業が、音声データと認識結果データの一部を音声認識エンジンの学習に利用する場合があります。
公式ヘルプによると、学習に利用されるのは、音声データと認識結果データからランダムに選ばれたデータです。
音声認識の精度向上を目的として利用されます。
また、音声認識以外のAI機能については、どのプランでもデータをAI学習に提供しないとされています。
企業向けのエンタープライズプランとビジネス Plusでは、AI学習を行わない環境も提供されています。
つまり、Nottaを仕事で使う場合は、音声認識に関するAI学習の扱いと、自分が契約しているプランを確認することが大切です。
Rimo Voice:全プランでAI学習をオフ
Rimo Voiceは、2025年10月1日から、すべてのプランで顧客データをAIモデルの学習に利用しない方針に変更しています。
公式ヘルプでは、従来の設定がオン・オフのどちらだったかにかかわらず、今後はAI学習が一律でオフになると説明されています。
現在の公式料金ページでも、各プランで「AI学習なし」と案内されています。
ただし、AI学習に使わないことと、データが保存されないことは別です。
文字起こしプランではデータ保管期間が30日とされている一方、ほかのプランでは保管条件が異なります。
AI学習への利用を避けたい人だけでなく、データの保管期間も確認しておきたい人は、契約するプランの違いを見ておきましょう。

LINE WORKS AiNote:無料プランと有料プランで違いがある
LINE WORKS AiNoteは、無料プランと有料プランで音声データの扱いが異なります。
公式サイトによると、無料プランでは、録音した音声データをAI技術の性能向上などに利用する場合があります。
一方、有料プランでは、データの学習利用はありません。
ただし、有料プランにもソロ・チーム・ビジネス・エンタープライズなどがあり、データの保管期間や利用できる機能は異なります。
無料プランと有料プランの違いだけでなく、有料プランの中でも必要な保管期間や機能に合ったプランを選ぶことが大切です。

仕事で使うなら、どこを確認すればいい?
ここまでの比較で、3つのサービスはAI学習への対応方針が異なることがわかりました。
ただし、AI学習の有無だけでサービスを選ぶのは十分ではありません。
仕事の会議や打ち合わせには、社外に出したくない情報が含まれることもあります。
そこで、利用前に次のポイントを確認しておきましょう。
1. AI学習に利用されるか
まず確認したいのは、録音データや文字起こし結果がAI学習に使われるかどうかです。
特に無料プランを利用する場合は、利用規約や公式ヘルプを確認しておきましょう。
2. 音声データの保存期間
AI学習に使われない場合でも、録音データがサービス上に保存されることがあります。
保存期間や削除方法を確認しておくと、不要なデータを残さずに済みます。
3. 会社のルールに合っているか
個人で利用する場合と、会社の業務で利用する場合では、求められるセキュリティ条件が異なることがあります。
社内会議や顧客との打ち合わせを録音する場合は、会社の情報管理ルールや録音に関する同意も確認しましょう。
4. 無料プランと有料プランの違い
無料プランだから必ず安全性が低い、有料プランだから必ず安心というわけではありません。
大切なのは、契約するプランでどのようなデータの扱いが定められているかを確認することです。
どのAI文字起こしサービスを選べばいい?
今回の比較を踏まえると、選ぶ際の考え方は次のようになります。
- AI学習を全プランで行わない方針を重視するなら、Rimo Voice。 ただし、データの保管期間はプランごとに確認しましょう。
- Nottaを使いたいなら、音声認識のAI学習に関する設定や契約プランを確認することが重要です。
- LINE WORKS AiNoteを使うなら、無料プランと有料プランのデータ利用条件を確認しましょう。
どれか一つがすべての人に合うわけではありません。
普段の会議で使うのか、顧客情報や社内の機密情報を含む会議で使うのかによっても、選ぶ基準は変わります。
まとめ:AI学習とデータ保存は分けて確認しよう
AI文字起こしツールを仕事で使うなら、文字起こしの精度や料金だけでなく、音声データの扱いも確認しておきたいところです。
今回比較した3サービスでは、AI学習への対応方針に違いがありました。
☑ Notta:音声認識のAI学習について、設定や契約プランの確認が必要
☑ Rimo Voice:全プランでAI学習なし
☑ LINE WORKS AiNote:無料プランは学習利用あり。有料プランは学習利用なし
特に大切なのは、AI学習に使われるかどうかだけでなく、録音データの保存期間や削除方法も確認することです。
仕事で使う音声には、社内情報や顧客情報が含まれる場合もあります。
便利だからという理由だけで選ぶのではなく、利用する目的や会社のルールに合ったサービスを選びましょう。
※本記事は、各サービスの公式ヘルプ・公式サイト・利用規約に掲載されている情報をもとに、2026年10月時点の内容をまとめています。サービスの仕様や利用条件は変更される場合があるため、最新情報が気になる方は各公式ページもあわせてご確認ください。
Nottaの無料版と有料版の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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